アプリ分析:うつしよ

By | 2016年11月28日

長編アプリは素敵だけど躊躇してしまう

以前も記事を書きましたが、私は短時間でクリアできるアプリが好きです。過去に絶賛した四つ目女神を制作しているESC-APE by SEECさんは質の高い脱出ゲームを多くリリースしていますが、長編なので夏休みや正月休みにしか挑戦しようと思えません。また前回記事にしたメルヘンフォーレストも非常に面白かったのですが、2部が長編ぽかったので、始めるのに躊躇しました(1部を終えてから数ヶ月放置してしまいました…)。
個人的な感想です。長編だから良いとか悪いとかではありません。ビジネスとしては短編と長編のどちらが有利なんだろう?

短編ノベル系の脱出ゲームの魅力

そこで今回紹介する「うつしよ」の登場です。この脱出ゲームはノベル系ですが4章しかなく気軽に挑戦することができます。あそびごころさんもノベル系っぽい短編脱出ゲームをリリースしていますが、この作品はより本格的なノベル系となっています。 四つ女神は10章以上あり、さらにエンディング数も多い。

シンプル系脱出ゲームを遊ぶ層はノベル系脱出ゲームを遊ばない気がする(物語よりパズルが好きなので)のですが、このゲームはシンプル系脱出ゲームのファンにも受けると思います。
パズル的な難易度は四つ目女神よりも高めで、シンプル系の脱出ゲームに近い感じだと思います。

カテゴリ分析:脱出ゲーム
DL数を伸ばす方法の1つに「人気カテゴリを利用する」があると思います。今回は最大級のカテゴリの1つである脱出ゲームを例に考察したいと思います。

シンプル系の脱出ゲームのメリットはプレイヤー人口が多い点で、ノベル系の脱出ゲームのメリットは課金率を高められることだと個人的に思うのです。そして短編ノベル系の脱出ゲームは、この両方を兼ね備えることができる気がするのです。
つまり多くの人に課金され、広告のシステムに左右されず安定的な収入を継続できる可能性が上がる。

アプリ開発:物語性で課金を目指す
サイドストーリーは消費アイテムと異なり時間を掛けても獲得はできません。そのため課金率は上がると思うのです。

シンプル系の脱出ゲームには無い利点

ノベル系脱出ゲームはシンプル系に比べプレイヤーの囲い込みにもメリットがあると思います。例えば、このアプリでは課金で得られるサイドストーリーに、本編では登場しなかった人物が登場します。さらに謎を残したまま転校してしまいます。

もう気になって仕方がありません。この作品に関連するアプリがリリースされたら、きっとDLしてしまうでしょう。シンプル系の脱出ゲームは需要が大きいので、現段階では囲い込みの必要は薄いかもしれません。しかし供給が増えてきたら1アプリ当たりの利益は減少し、囲い込みが必要になってくると思います。

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短編だと物語に厚みを持たせるのは難しいかもしれません(レビューで低評価している方もいる)。しかし関連する物語をリリースし続けることで世界(作品群)に厚みを持たせることは可能だと思います。色々な短編ノベルが遊びたいだけかも…長編はすでに沢山あるからね。

あそびごころさんの脱出ゲームでも「RPGからの脱出」と「ニートからの脱出」のように関連している脱出ゲームは存在していますが、関連性が強すぎて順番通りに遊ばないと意味がつながらないのは困ります。関連性は弱めで順番を気にせず遊べると良い気がします。海外の方がType-Moonの作品群を「nasuverse(画像検索)」と読んでいますが、そんな感じの緩い関連性が好きです(個人的に)。

気になった点

フラッシュの演出

ホラー系のゲームは暗い寝室で遊ぶことが多いので、フラッシュ系の演出がまぶしく感じました。設定でOFFにできたら嬉しいかも(四つ目女神でもフラッシュの演出が辛かった…)。
四つ目女神でも「ビシッ!」系の効果音が嫌でしたが、このアプリではSEはBGMとは別に設定できるので嬉しかった

イラストデッサン

このアプリのレビューでイラストに起因する低評価が散見されました。たぶん腕のデッサンが狂っているのが問題だと思う。同年代で腕の長さが20%も違うのは気になってしまいます。

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