ロールモデルにしたい開発者
アプリ開発のスタンスは色々あるけれど、自分に向いているのは何だろう。アプリ開発の勉強で色々な開発者の作品を見ていますが、私がロールモデルとしたいのは「ひまつぶ」の人です。最新作は「スライムクライム」ですが「ひまつぶ」シリーズで有名な方です。
軸足を持った開発
この開発者さんの制作リスト(GooglePlay)をみると似たような作品が多くあります。「似たような作品ばかり作ってはダメ!」という意見の方もいるでしょうが、私は「似たような作品を作ることは大切」だと考えています。
「似ている」だけでは誤解されるので、補足すると「軸足を固定しつつ、別の足でニーズを探る」という感じです。ブレずに世界観を保ちつつ最適解を探求するというのは理想的なスタンスだと思うのです。印象に残っているのは以下のインタビュー記事です。
【個人開発ゲームを斬る】中毒者続出! タップが止まらぬドット絵RPG『ひまつぶフロンティア』
リンク先の最後の方にある対談:Q3にて以下のような発言があります。
『ひまつぶダンジョン』は、“お手軽なんちゃってローグライク”として、結構自信があったんですがダメでした。
『ひまつぶクエスト+』を気に入って下さったユーザーさんにはあまりハマらなかったみたいで……
とくに多かった意見が「操作が面倒になった」ということだったので、今作はとにかく手軽さを重視しております。
上の発言は「別の足でニーズを探る」部分に相当すると思います。足を踏み出(ひまつぶダンジョンの制作)して返ってきたレスポンスから「ここは違う」と判断し、軌道修正(足を戻す)。そして新たな地に足を踏み出(ひまつぶフロンティの制作)して好反応を得る。とても理想的な行動に思えるのです。
色々な方がダウンロードして遊ぶようになるとメインターゲット層以外からの流入もふえて、レビューも厳しめな書き込みが多くなりがちなのです。しかし「ひまつぶフロンティア」は☆4.6と非常に好評価を獲得しています。これは最適解を求め続けた結果なのではないでしょうか?
自分の方向性(軸足)が定まらない間は様々なジャンルに挑戦しても良いと思うのです。しかし仕事として利益を出すためには「ひまつぶ」の人のようなスタンスは必須なのではないかと思うのです。
※天賦の才を持った方はジャンルをコロコロ変えても成功しまくるのでしょうが、そんな人は希でしょう?。
器の人
私の軸足は「弾幕」で、これまで4つの弾幕ゲームをリリースしました。
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弾幕の光(iOSのみ) → 弾幕の器 → 弾幕の器2 → 弾幕の檻
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ダウンロード数や利益は微々たるものですが、レビューで以下のように作品で認知していただけるようになってきました。とても嬉しいことです。
ゲーム作成では赤字が続いているので、次回は利益を出せそうなカジュアル系のゲームを作ります。軸足を「弾幕」におきつつ、もう片方の足で色々とニーズを探っていく予定です。失敗して低評価の嵐になるかもしれませんが、その経験は次に活きるのでポジティブに出発しようと思います!!
twitterを本格的に初めてみた。ブログの更新記事をつぶやくのがメイン。あとCocos2dやUnity、その他アプリ開発に関連するツイッターの方をフォローして情報も集められたらなぁと思います。
— 柳澤@ゲーム作るよ (@designdrill) 2015, 12月 28