脱出ゲームと攻略サイトの関係で対照的な2つのアプリを紹介。
攻略サイト潰し
攻略サイトでは人気ゲームの攻略法を記事にしてページビューを稼ぎ、広告やアフェリエイトによって利益を得ています。ほとんどの場合はゲーム制作社とは別の団体によって運営されています。
しかしゲーム内に攻略サイト的なコンテンツを設置し、これまで攻略サイトに流れていた利益を取り戻すようなゲームを発見しました。それはRPGからの脱出です。
このゲームでは以下の様にメニューにヒントボタンがあり、これをタップするとヒントページが開きます。
ヒントページにはヒントが記載され、さらに「答え」ボタンをタップすることで解答も視ることができます。そして広告があり攻略サイトと同じように利益を獲得する仕組みになっています。
この仕組みはアプリ制作者にとって、攻略サイトに流れていた利益を取り戻す?のに有効だと思います。さらにユーザーにとっても攻略サイトを探す手間が省けてwin-winな仕組みなのでは?。こういう仕組みは増えてきそう。
逆なケース
同じ時期にプレイした脱出ゲームで攻略サイトの存在がゲームの利益を損うアプリも見つけたました。それはアリスの精神裁判です。
このアプリでは移動や間違った選択をすると精神力が減り、精神力は広告を見ることなどで回復することができます。しかし間違った選択をしなければ精神力は減らず、広告を見なくてもエンディングに辿り着くことができます。
ストーリー性の高い良いゲームこそ
最近の脱出ゲームはストーリー性がありユーザーを引きつける力が強くなっています。しかしストーリー性の高さゆえ謎解きよりもストーリーを読みたい気持ちが強くなり、結果として早くストーリーを読むために攻略サイトに頼ってしまうケースが増えてしまうのではないでしょうか?
だとすると、このような仕組みはアプリ制作者にとって利益を減らしてしまう結果になると思うのです(ただし部屋から脱出するようなストーリー性のないシンプルなタイプでは話しは変わってくると思います)。
twitterを本格的に初めてみた。ブログの更新記事をつぶやくのがメイン。あとCocos2dやUnity、その他アプリ開発に関連するツイッターの方をフォローして情報も集められたらなぁと思います。
— 柳澤@ゲーム作るよ (@designdrill) 2015, 12月 28