Google Play Indie Games Festival
先週末にGoogleが主催するインディーゲームコンテストのイベントが開催されました。審査基準の第1要素は「革新性」だそうです。私に足りていない素養だ…(卑下しているつもりはなく、私の素養が保守的なものに傾いているだけだよ)。
「弾幕の獣」も初心者用に耐久度や魔法を追加していますが、本来の形は「農民」の耐久度も魔法もないシンプルさを追求したものですし。
世界中のインディーゲーム デベロッパーの情熱とイノベーションを称えるイベントです。
革新性への憧れ
正直なところ「革新性には憧れている」部分があり、自分でも革新性の高い弾幕ゲームを考えたのですが全く何も思いつきませんでした…。いきなり自力でのアイデア出しは難しいので、自分の記憶/印象に残っているシューティングゲームの中で(当時)革新性を感じたゲームを振り返り、参考にしてみようと思います。
スペースインベーダー(1978)
ボーナスキャラクター
このゲームより前にもシューティングゲームは存在していたと思うけど、ボーナスキャラクター(UFO)が搭載されたのはこれが最初な気がします。UFOの得点はランダムで、最高得点の300点がでるとギャラリー達も盛り上がったそうです(実際は何発目の弾で撃破するかで得点が決まり、次第に攻略パターンが確立されたいったようです)。
ギャラクシーウォーズ(1979)
テクニックで高得点
インベーダーのUFOがランダム(という体)だったのに対し、ミサイルをUFOに当てる位置によって点数が変わるゲームでした。UFO中央部分の方が点数は高いのですが敵弾に撃破される危険性が高くなりリスク&リターンの駆け引きがありました。
キング&バルーン(1980)
ディフェンス要素
自機は無限(接触で一定時間操作不能)だけど王様を誘拐されるとゲームオーバー。同年にリリースされたタンクバタリアン(youtube)もディフェンス要素があるけど、こちらは自機は無限ではなく司令部を破壊されると1発でゲームオーバー。でも人気はタンクバタリアンの方があった…と思う。
あと純粋なシューティングではない気がするけど?ディフェンスゲームの元祖?ミサイルコマンド(youtube)も同じ1980年のリリースでした。
トランキライザーガン(1980)
敵の耐久度
これ以前の敵キャラは1発で撃破することができたけど、このゲームは敵キャラ毎に耐久度があって複数の弾を当てないと撃破できない(最強の象は5発当てる必要がある)のが斬新だった。実際は撃破ではなく麻酔銃による生け捕り。
シューティングゲームではないけれど、同年にリリースされたスペースパニック(youtube)にも耐久度の要素があって、これは名作だと思うのです。
ディフェンダー(1980)
横スクロール
たぶん横スクロールシューティングの元祖(とはいえ強制スクロールではなく地形もループ…)。同年代のゲームと比べてエモかった。近隣の駄菓子屋にはなくバッティングセンターにあった。でも100円なので見ているだけでした…。
ムーンクレスタ(1980)
ドッキング&パワーアップ
自機が3種類あり合体することで攻撃が強力になる(個人的に3号機は当たり判定がでかくて邪魔だった)。wikipediaの記事で敵の名前が「フォーディ」になっているけど、正しくは「フォーティ」だったと思う。得点が40点だったのが名前の由来だった気がする…。
サスケvsコマンダー(1980)
ボスキャラ
これ以前にもボスキャラっぽい敵がでるゲームはあったけど、登場の演出や攻撃方法のバリエーションがあるボスキャラはこのゲームが最初だと思う。打ち返し弾の元祖もこれらしい。
思い出
駄菓子屋にあるゲームは大抵1Play10円だったのだけど、このゲームとnewラリーX(1981年)はずっと50円のままの人気機種だった。しかも難易度も難しくしてあったせいか小学生達は大抵3面で終わっていた…。あとボスの術名が漢字で表示されるのだけど、小学生には読むのが難しかった。
思い出
1980年はスペースインベーダーの大ブームの影響でカンブリア爆発状態だったようです。ブームで大量生産されたゲーム基盤の中古が安く駄菓子屋に納入されたためリアルタイムではないものの、当時の小学生は非常に安くゲームを遊べました(10円〜50円)。
それでも、今回の様な古すぎるゲームは駄菓子屋にも少なかった気がします。ただ地元のデパートのおもちゃ売り場には、子供向けのゲームセンターが併設されていて、ここにあるようなゲームをアップスタンド筐体(子供用に踏み台が付いていた)で遊んだ記憶があります。
サーカス(1977年)やバルーンボンバー(1980年)も見た記憶があります。
シューティングではないけどデパートのゲームコーナーで印象に残っているゲーム。じゃんけんピエロの動画を見つけたのでメモ(ライトの演出怖すぎ…)。5才の時に入院してたのだけど、その記憶とセットになっていて非常に恐怖を感じたコンテンツ…。病気は2年くらいで完治したよ!
続くよ!
1980年以降も革新的なシューティングゲームが登場していったので、あと2回くらい続きそうです。
twitterを本格的に初めてみた。ブログの更新記事をつぶやくのがメイン。あとCocos2dやUnity、その他アプリ開発に関連するツイッターの方をフォローして情報も集められたらなぁと思います。
— 柳澤@ゲーム作るよ (@designdrill) 2015, 12月 28