cocos2d-x : Firebase導入(Android編)

投稿者: | 2018年7月28日

前回の記事の続き。今回はAndroidStudioでCocos2d-xのプロジェクトにFirebaseを導入していきます。参照するページは前回同様以下のサイトです。
→参考:Firebase(公式) – cocos2d-x

 

Firebaseの導入

AndroidではiOSと異なりライブラリ管理はAndroisdStudioが担当しています(前々回)。

1 – Android.mkの編集

公式サイトで「Android プロジェクトを設定する」の1番目の項目にしたがい。階層proj.android-studio/app/jni/にあるAndroid.mkを編集します。指示通り2箇所にコピペです。
まずは上の方に沢山コピペ(以下の選択部分)。

0728_1

つづいて、少し下のほうにの2行。

0728_2

1修正 – Android.mkの編集

しかし上記の修正を行うとAndroidStudioは以下のようなエラーを表示しビルドもできません。

スクリーンショット 2018-07-28 13.43.58

詳細を確認するためにターミナルからコンパイル(下式)。

下のコマンドは公式サイト「Android プロジェクトを設定する」の2番目の項目に従ったものです。

cocos compile -s adTest -p android —ap android-24 --android-studio —app-abi armeabi-v7a

でもって表示されたエラーは以下の通り。最後の部分「〜を確認して」の部分にある「libapp.a」を確認したところ…

0728_3

昨年とファイル名が変わっているではありませんか!!!

0728_4

ということでAndroid.mkの以下の2箇所を修正しました。

0728_5
 

2 – コンパイル

公式サイトで「Android プロジェクトを設定する」の2番目の項目にしたがいコンパイルします。

私の場合ですが、以下のコマンドラインは下図のようにプロジェクトの階層まで移動してから実行しています。

0728_6

cocos compile -s adTest -p android —ap android-24 --android-studio —app-abi armeabi-v7a

結果、以下のようにコンパイルできました!

0728_8
 

補足 – firebaseの共有化

firebaseのフォルダは2.8GBもあり共有化したいと前回の記事でも説明しました。firebaseのフォルダを1階層上にして共有する場合は、以下の部分を修正するだけで済みそうです。きちんと広告を表示できてから挑戦したいと思います。

0728_7
 

3 – firebaseの追加

公式サイトで「Android プロジェクトを設定する」の3番目の項目「アプリにFirebaseを追加する」に従い。Android Studio に搭載された Firebase Assistant でfirebaseを組み込みます

[ツール] > [Firebase] を選択すると下図のようにFirebase Assistantが表示されるので、一番下のAdmobの矢印の部分をクリックします。

0728_9

すると以下のような画面になるので1番目のボタンをクリックします。

3番目以降は実際にバナーを表示する部分なので、ビルドが通るのを確認した後でもOKです。

0728_10

しばらくするとAndroid studioの右下に以下の用がウインドウが表示されるので、それを確認したら2番目のボタンをクリックします。

0728_11

2番目のボタンをクリックすると以下のような運動が表示されるので、targetで組み込みたいプロジェクトを選択して「Accept changes」をクリックします。

0728_12

すると以下の箇所が変更され導入が完了します。

0728_13

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4 – app/build.gradleの変更

公式サイトで「Android プロジェクトを設定する」の4番目の項目には以下の設定を指示されているので、上記で追加された「compile ‘com.google.firebase:firebase-ads:10.0.1’」を上書きしました。

compile 'com.google.firebase:firebase-ads:11.8.0'

しかし、その結果、以下のようなエラーが表示されビルドが通らなくなってしまいました…

0728_15
 

なので、設定を戻して対応しました。

compile 'com.google.firebase:firebase-ads:10.0.1'

そして実機を繋いでRunして起動することを確認しました。公式サイトの通りには進まない部分もあり、少し不安ですが今回はここまで。次回はAdmobを導入して実際に広告を表示していきます。

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